・つくって、乾燥。焼成はカセットコンロでたったの 5分!!
     仕上げに磨けば ・・・あっという間に素敵なシルバーアクセのできあがり!!
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    【 Silver Clay 】

 銀粘土をつかってあなただけのオリジナルアクセサリーをつくってみませんか?

 いつもの粘土を ”銀粘土” に替えて・・・。
少し細かい手仕事してみませんか?
 家庭用カセットコンロで簡単に焼けて、純度99.9%の銀製品がつくれるんです。

 世界でたったひとつのアクセサリー。プレゼントにも最適です。

     では、さっそく順を追って作成の様子をご紹介!

@【 材料・道具・準備 編 】

 ・まずは成形のために準備したものです。

 ・左上から時計まわりに。
  きれいなぬれタオル、缶のフタ(タオルの下・丸)、水、剣先(陶芸用)、針、つまようじ、銀粘土(10g)、缶のフタ(角・作業台として)


 ヒント
 銀粘土の場合、不純物が混入するといけないので、作業台の上はきれいに掃除して、更に缶のフタの上で成形作業をします。また、仕掛りの粘土も缶のフタの上に置き、乾燥しないようにきれいな ぬれタオルをかけておきます。

A【 成形・乾燥 編 】

 ・袋から取り出した『銀粘土』です。

 ・今回使用した銀粘土は
   相田化学工業(株)の『アートクレイシルバー650』という粘土です。
   ちなみに「650」は650℃から焼成ができるということらしいです。

   この他に 三菱マテリアルの『PMCシルバークレイ』というのもあります。

      相田化学工業の銀粘土
      三菱マテリアルの銀粘土

 どちらも必要な用具一式がそろった、手軽でお得なスターターセットが用意されていますので、初めての方は利用してみるのも良いでしょう。
 ちなみに私もアートクレイシルバーのスターターセットをネット通販で購入しました。

      アートクレイシルバースターターキット
      PMC3スターターキット


 ・今回 約5gの粘土を使用して、バラの花をデザインしたペンダントトップを作ります。

 ・10g入りのパックなので、予め剣先で半分に切り分けてしまいます。

 ・使わない方の半分は袋に戻して密封しておきます。

 ・すべての作業はきれいに拭いた作業台(缶のフタ)の上で行います。

 ・作業中、仕掛りの粘土はきれいな ぬれタオルにはさんで乾燥を防ぎます。

 ・成形完了の状態です。

 ・成形作業中の写真がなくてすみません。
あなたのセンスで自由にお作りください。(笑)


 ・成形完了したら乾燥です。(陶芸の工程と一緒ですね。)このまま自然乾燥(約1日)かヘアドライヤーで強制乾燥(約15分)します。

 ヒント1
 ドライヤー乾燥の場合はヒビ割れや変形を避けるため、作品から少し離して送風し始めて徐々に近づけていくようにします。

 ヒント2
 乾燥の目安・・・鏡面状のものやガラスの上に置いてみて、曇りが出なければ乾燥OKです。(ヤケド注意)


  成形のヒント特集

 ( ここだけの は・な・し )

 銀粘土も焼成により約10%程度の収縮をします。予めこの分を考慮してサイズを決めましょう。金具やチェーンを通す穴の大きさに注意!また、特にリングの場合は専用のサイズスケールを利用しましょう。(リングサイズスケールは大抵のスターターセットに同梱されています。)

 成形の際に貴重な粘土がかなり指に付着して体温で固まってきます。作業性も悪くなるので時々取りましょう。 →指に水をつけてこすります。指に付いた粘土がとろとろになったら剣先でこそぎ取ります。これがそのまま陶芸でいう『ドベ』として成形した各パーツの接着に活用できます。
 また、もともとドベ状の『ペーストタイプ』もあります。

 保存により 少し硬くなってしまった粘土、水を少しづつ付けて指で練りますが、練っている間に体温でまた硬くなってしまいます。かといって水を付け過ぎるとベトベトになって使い物になりません。(銀粘土の主成分が銀と糊剤なので仕方ないのですが。。。) →10cm位に切ったラップに水を付けた粘土を置いて、巾着状に包んでラップごと良く揉みます。好みの硬さになったらラップを開いて、ラップに付着した粘土をスプーンなどで掻き集めてまとめます。これで無駄なく快適に作品づくりができます!

 銀粘土は乾燥が速いため成形に多少の慣れとコツが必要でした。この欠点をカバーし、制作可能時間が延びてつくりやすくなった『スロードライ』タイプが登場しました。初心者の方にオススメです!

B【 焼成 編 】

 ・焼成に使用する道具です。

 ・左上から時計まわりに。

  ガスバーナー(カセットコンロでもOK)、水、金網、金網のカバー、ピンセット


 ・ガスバーナーに金網をセットして点火します。

 ・暫くして、金網が一番赤くなった部分を覚えておきます。


 ・一旦火を消して、先程の一番赤かった場所に作品を置きます。

 ・作品に金網のカバー被せます。

 ・ガスバーナーを点火します。
 ・焼成時間約5分


 ・その後、約20分放置して冷却し、金網からピンセットで取り出して、念のため水に浸けて冷却。焼成完了です。

 約10%収縮した真っ白な作品が出来上がりました。

C【 仕上げ 編 】

 ・仕上げに準備した道具です。

 ・左から時計まわりに。

  ワイヤーブラシ、ヤスリ、ミガキ棒、リューター(無くても良いです。)作業台(ゴム製)、研磨剤(シルバーポリッシュ)写真には無いですが、シルバークロスにつけて仕上げ磨きをします。)、耐水ペーパー#600/#1200


 ヒント
 その他、いぶし銀に仕上げる場合は硫黄が主成分の『いぶし液』を使ってアンティーク調に仕上げることもできます。


  ここが一番嬉しい瞬間!!

 ・焼き上がった作品をワイヤーブラシで磨きます。
  真っ白な薄皮が剥がれてみるみると銀色の姿が現れてきます。

 ・適宜、ゴム製の作業台の上で作業をします。

 ・チェーンを通す部分など、ヤスリで形を整えます。

 ・ワイヤーブラシ→耐水ペーパー#600→耐水ペーパー#1200→→ミガキ棒 の順番に研磨をすすめます。

 (もっと簡単にきれいに磨ける『スポンジ研磨剤』というのもあるようです。)

 次第に輝きを増してきて喜びひとしおです!!

 ・最後に シルバーポリッシュで磨きをかけて・・・


 ・さあ!あなただけのオリジナル
       シルバーアクセサリーの完成です!


  やっぱり、手づくりの良さ・楽しみ・喜びは素材を問わず共通ですね!

  Let's try silver art !!



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